monsutela’s blog

忘却録と夜の徒然なるままに

何が丁寧な暮らしを憧れさせるのか

よく聞く言葉であり、多くの人が憧れるものではなかろうか。その実、その憧れを実現できている人は恐らくそう多くはないと思われる。私もその一人であり、多分と言っていいが平均的な部屋よりも散らかっている自信がある。そんな私はこういった暮らしには程遠いのかとも思うが、この間面白い話を聞いた。

 

「缶の飲み物に直接口をつけるな」

 

ほぅ。と思った。

同時に何故??という疑問が湧き上がる。(直接聞いたわけでない又聞きなので理由や詳細は分からないが)

 

確かに直接缶に口付けるのは、どこか品の無い感じはあるし、昨今の感染対策的な事を言えば手の触れる部分に直接口をつけるのは如何なものかとも思う。しかし恐らく彼の人が言うのは前者を意味する指摘なのであろう。

丁寧な暮らしも同様、意味もなく、ただ工程が多く手間もかかる動作を挟むことでどこか美しく見えている節もある。

 

そういうことなのだろうか。

 

しかし何故、丁寧に見えるのか。ただ手間がかかることだけが理由では無いのではなかろうか。そんなことを思う。

 

手間をかける、手軽さを排除する、工程を多く踏む、マナーとしての美しさ、衛生的な美しさ、多くの人がやろうと思って出来ない面倒さ故の憧れ、洗練された自分の世界観に他の要素を持ち込ませない………………

 

何故ひとは丁寧な暮らしに憧れるのか