monsutela’s blog

忘却録と夜の徒然なるままに

下手に励ましてはいけない

「頑張る」

応援や励ましで使われ、「頑張ってる」という言葉は褒め言葉で使われることが多いのではないだろうか。

日本語は複雑怪奇で空気や行間を読むそれはそれは面倒な言語なのだから、一概に言えないと言ってしまえば今日の話はそれで終わろう。

 

 

さて、そんな「頑張る」という言葉について、よく「既に頑張っている人に頑張ってと言ってはいけない」などと言うだろう。受け取る立場からすれば既に頑張っているのだから、これ以上頑張らせようとしてくる言葉の発信者には何かしらの違和感を覚えるのは当然の事とも言える。しかし、だからといって「頑張ってるのだから頑張らなくてもいい」と言って、癒やされる人、はたまたネガティブに捉える人の二択に分かれてしまうのでは無かろうか。

休みたい人にとっては前者の如く、「もう頑張らなくていいんだ」と心の安らぎを覚えるだろう。しかしそれをネガティブに捉えたとき、何を頑張っていたのか、という点に注目したい。

 

頑張っていたのが生きる事だったとき

 

果たして「頑張っていますね」と言って良いものか。「頑張りすぎず無理なく」と、言っていいのだろうか。「無理なく」ってなんだ?ふと「無理なく」などと思った自分の思考に殺意が湧いてきた。

 

さて。頑張りすぎなくていいと言って、もしその人が本当に素直にそのままの意味で受け取った場合、その人が頑張らなくなった先に行き着くのは何処か

 

 

 

 

言葉とはつくづく難しいものである。