monsutela’s blog

忘却録と夜の徒然なるままに

釧路市立博物館③冬の訪れを感じます

随分長くなるな???

前回のあらすじ→………

前のみて!(面倒くさくなった)

 

さて、前回ゲロリの話で終わって最上階3階へ。上がったらここにゴールデンカムイのARパネルと作者さんの直筆色紙が。

私も最近ゴールデンカムイにハマった。多分それ関係の資料館のまとめが多くなる。

 

3階はアイヌ文化。本来なら古代と近代の間に挟まってる時代なわけだが、これだけ特集組まれるのはさすが釧路って感じ。釧路でなくても、それだけ歴史上において象徴すべき大切な文化というのを考えさせられる。

展示は衣食住の紹介。今、釧路市立博物館所有の衣類の1枚がアイヌ文化の衣類で最古かもしなれないってなってるらしい。実物は研究中で展示はなく説明パネルがあった。凄い。

酒箸(パスィ)がたくさん展示されてた。儀式とかで使われる大切な器具で、アイヌ関係の資料扱ってるところなら大体一緒に展示されてる。が、これもあまりじっくり見たことは無かった。まじまじとみてみたら面白いもので、形もデザインも当時の人たちの豊かさがうかがえる。木のヘラみたいなやつに彫物がしてあるんだけど、彫物1つとっても模様も掘り方も様々。デザインに明るくない私にも何と無く「これ日本風(内地風)だな」ってやつがあったりだとか、滅茶苦茶細かいのに立体感あるやつとか、並べてわかる面白さがあった。アイヌ文化って刺繍が有名なのはあるけど、道具一つ一つにデザインが施されてておしゃれなんだよね。(日用品の持ち手に模様彫ってたりする)

 

3階の話から少しずれるが、いま1階のロビーで期間限定でアイヌ舞踊の企画展をやってる。全道に伝わる踊りをパネルで意味や由来、映像を集めていて見応えある。よく聞くのに題名知らないとか、どのシーンで使われるの踊り?とか、これ来なかったら知る機会なさそう。

 

3階に戻ろう。3階はあと丹頂の展示で、本当にちょっとだけ。だけなんですけども!ちょっと感動しちゃったから聞いてほしい。一番奥にドーム状の釧路湿原の冬を模した部屋があって、まるで遠くの山々や植物がそこにあるように錯覚させられる。一面の雪景色の中に立って遠くの山を見ている気分で、館内気温は変わらないのに風景のリアルさで脳が寒いと言っている。頬の痛いように感じる……もうすぐあの寒い冬が来ますね…

…なので!行くならメイン展示だけで終わらず、是非立ち寄って欲しい。

 

すごいから…!(語彙力)

 

 

 

 

さて、長々と綴りましたが、今回の釧路市立博物館は以上です。展示の内容、方法、素晴らしい企画の数々。ぶらりと、以上の魅力を感じさせてくれました。もし気になっている方がいたら気負わず一回行ってみるのがいいと思います。

https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/