monsutela’s blog

忘却録と夜の徒然なるままに

押入れを見れば懐かしの①

今週のお題「日記の書き方」

 

日記というと、毎日ノートを開くのが面倒くさい、今であればそう感じてしまうのだが、かつて私は何年にも渡って日記をつけていた時期があった。

もう何年になるか、と指折り数えるのは悲しくなる…というか自分の持ち合わせた指では到底足ることはない年月が経っているのは明らかである。と、言うのも、毎日欠かさず日記をつけていたのは小学校高学年〜中学生だったと記憶しているからだ。

その時の担任の先生は、今振り返っても独特な方針の、、と言うとあまり聞こえが良くないが、現代社会を学ばそうという非常に実用性を重視した先生だったのかもしれない。毎朝その日のニュースを発表する時間があり、宿題の1つには自習ノートという名の1つの形態があり、中身は自由だった。ので、他の子たちが問題集をやったり漢字の練習をしたり勉強らしい勉強をしている中、私は毎日特に知っていて何になるかともわからぬ内容を書き連ねていたことを思い出す。

そんな先生だったからなのか、はたまたそういった学習要領によって実用性の学習が求められた時代だったのか判りかねるが、ある日1冊のノートが配られた。自習ノートとはまた異なる、私が人生で初めて手にしたスケジュール帳だった。

学習のスケジュールを書くというのが目的だったのかもしれないが、よくできたことにそのスケジュール帳は日記帳にも最適だった。どう最適だったのかはよく覚えていないが、どうやら毎日開く意識を向けられ、しかもスケジュールとは別にしかし日々の記録が出来て………思い出そうとするほど曖昧になっていくが、兎にも角にもそのスケジュール帳は私が日記を続けるきっかけになったのだった。