monsutela’s blog

忘却録と夜の徒然なるままに

押入れを見れば懐かしの②

今週のお題「日記の書き方」

 

1年が過ぎ、そのスケジュール帳には次の年のスケジュールや日記を書くページがなくなってしまった。私は初めて書店でスケジュール帳を買った。それまでよく小学生が使うような表紙に虫や植物が書かれたジャポニカ学習帳や、ただのノート(と、言ってもその年齢を表した派手なデザインのノートであるが)に何かあった日だけ出来事を書き込むことはあったが、継続的に日記をつけ始めたのはまさにこの頃だろう。

以降、どのような日記をつけていたかは明確に覚えていないが、スケジュール帳のマンスリーのカレンダー欄にその日の出来事を細々と書き込んでいたのは悠々として思い出される。

そんな日記は中学時代ずっと続いたと記憶している。内容は取り留めもなく、また、当時好いていた子のストーカー日記であると言っても過言がない内容であったろう。おそらくこれらの日記は一冊も捨てた記憶が無いから、探せばまだ手にできる筈であるが、私は一切読みたいと思えない。読んだら最後、どこ構わず叫びたい衝動と、恥ずかしさ痒さに苛まれ、しばらくは「ア"ーッ!」と思考を邪魔する種を植え付けてしまうであろうから。

 


しかし先にも記述した通り、これまでの日記やスケジュール帳はかつて1冊も捨てず押入れに残っている。読む機会もないのだが、後々起こるであろう発狂が前提になるが、読もうと思えばいつでも向き合える。日記をつける過去の自分と今の自分とでは外見も中身も立場も置かれた環境も様々なものが変わってしまっているが、時が経ってもそのノートに向かう自分はきっと同じ姿勢で、同じ眼差しで向かうのであろう。